メリット・デメリットを考えよう!

介護の現場には、介護士をはじめとして栄養士や調理師、看護師などのさまざまな職種の人々が活躍しています。それらの職種の中には、未経験からでもできる仕事から専門の資格が必要な仕事とがあり、専門の資格が必要な仕事のひとつにケアマネージャーがあります。介護支援専門員とも呼ばれるケアマネージャーになるには、要介護認定・要支援認定、保健医療サービス、福祉サービスなどに関するさまざまな知識を備える必要があり、資格を取得しなければつくことができない仕事です。

資格を取得するには都道府県が実施する介護支援専門員実務研修試験を受けて合格したのちに実務研修を受けなければなりません。仕事の内容としては、寝たきりや認知症などで介護を必要とする人とその家族からの依頼に応じて、それらの人々の要求や環境を考慮して、どのような介護が必要でどのように介護すればよいのかのケアプランを立てることです。ケアマネージャーに限らずに、今まで介護の現場には圧倒的に女性の多い職場でした。しかし近年では、男性の割合も増えてきており、それにより性別の違いによるメリット・デメリットも分かるようになっていきました。女性であることのメリットは、高齢者にたいして威圧感を与えずに親しみやすく安心感があり、気軽に相談できるという点です。男性であることのメリットは、年齢の高い高齢者ほど男性に頼りがいを見出すことや男性の高齢者の自宅の訪問には女性よりも適していることです。